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親愛なる友へ。
「マイナー(脇役)キャラで小ネタ7連発」その3
最初はある意味大変にとっつきにくい男だった。
ベルジュ家の長男だとか、自分には計り知れないような理由があるのだろうが、なんというか、全身に孤独をまとっているような雰囲気だった。
何においても優秀で、非の打ち所がない。
言うなれば、ただそれだけ。

しかし、ある日を境に彼には弱点ができた。 当時新入生だったユウリ・フォーダムと親しくなってからである。 いつの間に名前で呼び合う間柄になっていた。
―今思えばあれは最短記録ではないだろうか。

たまたま朝食の席でオスカーと出会い、シモンの話になって、何となく昔のことを思い出した。


曰く、ユウリと話す時間が取れない。
曰く、ユウリは厄介なことに首を突っ込む度に心臓が止まりそうになる。
曰く、ユウリと喧嘩をしてしまって、気まずい。
曰く、ユウリの勉強時間が―

・・・。 ああ、全く、なんて可愛げのない男なのだろうか。
―悩むことは他にいくらでもあるだろうに。

「あいつがユウリ以外のことで悩む姿を見たことがないんだ」

ぽろっと本音がこぼれ出る。
とたん、オスカーがコーヒーを吹き出して、こぼしてしまった。
パスカルの方を見遣ると、苦笑しながら否定はしない。

仲間にもこんなにバレバレだというのに。
―最も、それも含めて「シモン・ド・ベルジュ」なのだが。

溜息を吐き出すと、ちょうとユウリとシモンが食堂に入ってくるのが見えた。

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お初のウラジーミル。ちょっとした友情話のつもり。18巻でのパスカルとオスカーとの会話より。 「シモンの弱点をついてからかう」ってなんか可笑しくなってしまいました・・・(笑)
でもそういうほのぼのとした友情は大好きです。
「ユウリとオスカーの関係」が不穏な話題というのにも笑った・・・やっぱりそうなんだ・・・。